第6回奥飛騨秋のジオツアーに参加しました

10月4日のジオツアーは信州大学教授原山先生を迎えてのツアーとなり、20名余りが参加しました。
福地温泉地域は60年余り前から化石が発見される地域となっていますが、この地域の山越悟さんが発見された化石を展示する「飛騨自然館」を開設し、そのガイドを行われるようになってからはさらに知られるようになり、昭和40年代に4億数千年前の化石が大学生により発見され更に有名となりました。
1996年には近くの岩坪谷で、オルドビス紀中期~後期のコノドント化石(4億8千万年前)が発見され、日本最古のものとされています。
平湯大滝は、乗鞍火山体の一部である四ツ岳火山帯が約4万年前に噴火し、その溶岩流が谷を流れ下り末端部に出来た滝とのことです。
上高地を流れる梓川は、1万2千年前までは岐阜県側神通川に流れていましたが、白谷山・アカンダナ山の噴火活動により堰き止められ、長野県松本市側へ流れるようになったとのことでした。
午後は神通川水系砂防事務所の案内で、焼岳の火山活動・外ヶ谷の大崩壊等を視察しました。