砂防学習で親子登山

本郷小学校5年生は、総合学習で「砂防」について学んでいます。
毎年恒例の「焼(やけ)岳(だけ)」親子登山は、昨年秋「御岳(おんたけ)」の火山噴火もあり、今年より「西穂高岳・独標(どっぴょう)」となりました。
7月28日はあいにく朝まで小雨が降るあまりよい天気ではありません。
それでも午前7時の高山市上宝支所集合頃には雨も上がり、天気予報も晴れるとのことで登山を決行することとなりました。
 午前8時には新穂高ロープウェイに到着、8時45分には西穂高口駅に到着し出発式が行われ、岐阜県警上宝派出所陶山さんの登山による注意事項の説明を受け、山岳救助隊の皆さんによる先導で登山を開始しました。
 10時過ぎには西穂高山荘に到着小休止をし、一路独標を目指します。途中の「丸山」で活火山「焼岳」について、京都大学防災研究所穂高砂防観測所の堤准教授による講演が行われました。
 この日はあいにく一日中霧がかかっており焼岳は見えませんでしたが、火山活動には噴火による噴石・噴煙・降灰・火砕流・土石流・火山泥流・溶岩流等の災害が発生する事や、焼岳は2,300年前にマグマ噴火をしその後8回の水蒸気噴火を繰り返したこと、最後の噴火は昭和37年にあったこと、また、地震計記録で最近の焼岳の活動状況などを話され、子供達は身近なところで大きな災害が発生する可能性がある事を知りました。