古の「鎌倉街道を歩こう」イベント開催


中世鎌倉幕府が鎌倉から各地に開かれた街道の一つに、信州から北アルプスを越え飛騨に入る街道があります。街道の調査は多くの方が行われていますが、岐阜県側平湯地内の安房山麓の道は幻とされてきました。
このことに興味を持たれた奥飛騨温泉郷一重ケ根禅通寺閑栖和尚小倉賢堂さん82歳と平湯村山昌夫さん83歳は、2011年より調査を行ってこられました。2年ほど前にほとんどのルートを特定され、道形の笹の刈り払い50数本の倒木(大きいものは直径80Cm)除去を行い、だれでも歩ける状況にされました。
今後管理されなければ道は元の藪になってしまいます。この苦労を多くの人に知ってもらうため、上宝郷土研究会主催による「鎌倉街道を歩こう」イベントが開催されました。参加者は10名でしたが東京からは亀江元砂防部長さんや関市からの参加もありました。街道の要所では尽力された小倉・村山両氏による苦労話や街道の歴史について詳細なお話がありました。