神岡小学校が奥飛騨の砂防施設を見学

10月22日に神岡小学校5年生が砂防学習で奥飛騨温泉郷の砂防施設を見学しました。
小学校5年生は理科で「流れる水のはたらき」について学んでいます。
奥飛騨温泉郷には数千万年前から火山活動によって生まれた山が多くありますが、今回は6500万年前頃に活動し生まれた「笠ヶ岳」と、2万年前から活動している「焼岳」について学びました。
笠ヶ岳は誕生してから長い年月のうちに浸食作用により1/3あまりが削られていることや、焼岳は誕生して間もないため火砕流等の堆積層が浸食により削られ、その層がよく見え浸食の速さがよくわかりました。

10月26日に神岡小学校6年生が砂防学習で奥飛騨温泉郷の砂防施設を見学しました。
小学校6年生は理科で「大地のつくりと変化」について学んでいます。
「平湯大滝」は乗鞍火山群の「四ツ岳」が4万年前に噴火し、その溶岩が流出し固まった先端部に生まれました。
現地では模型を使い水蒸気噴火と溶岩流流出噴火状況を実験体験しました。
その後昔の「稗苗田」跡で温泉の恵みについて学び、最後には白谷砂防を見学しました。
白谷砂防は最も崩壊の激しいところで、年に数回起こる土石流の脅威を目前にし、砂防事業の大切さを感じていました。