キャンプ砂防で西穂高独標へ登山しました。
掲載日:2017年09月02日
キャンプ砂防in奥飛騨が開催され、8月30日は小鍋谷源流域調査で西穂高岳独標まで登山しNPO神通砂防の竹腰理事長と清水がガイドとして参加しました。
穂高岳や槍ヶ岳は176万年前に大規模な噴火をした火山で、穂高安山岩と呼ばれるの固い岩です。
しかしその地下に130万年前に滝谷花崗閃緑岩と呼ばれるマグマが固まり、横の圧力により穂高岳等を押し上げ地表に出、世界一若い花崗岩となりました。
花崗岩は比重も軽く柔らかいため崩れやすく、小鍋谷では時々土石流が発生します。
今回の登山では花崗岩と安山岩の境界を確認し、急峻な地形のため崩壊も激しく、土砂の流失を防ぐためにはいくつもの砂防堰堤が必要なことを実体験しました。