播隆上人講演会が開催されました
掲載日:2017年08月06日
播隆上人は生涯寺を持たない修行僧でした。上宝の地を訪れたのは1821年のことで4年余り滞在され、笠ヶ岳(2,897m)への参詣登山道を整備されました。
参詣登山道には、一里ごとに阿弥陀如来像の石仏8体を安置され山頂には厨子入りの銅製の阿弥陀如来像座像を安置され、村人の参拝者を引き連れ何回か参詣登山をされており、この記録は「迦多賀嶽再興記」として日本山岳史上貴重な文献となっています。
上宝郷土研究会ではこの参詣道の調査を長年実施されており、このことに携われた元郷土研究会長川上岩男さんがその成果について講演されました。
播隆は槍ヶ岳(3180m)を開山され「善の綱」を架けられたことでも有名です。