焼岳火山噴火を想定した無人機の活用実験が行われました
掲載日:2017年06月18日
奥飛騨温泉郷では、毎年焼岳火山噴火避難訓練が行われ10年を経過しました。行政では、この訓練を少しでも現実的なものにしようと検討されていますが、今年度は焼岳の活動状況を無人機を使用して空撮する計画をし、その実験が6月16日~18日に行われました。
防災科学技術研究所では、16日~17日に焼岳に近い新穂高ロープウェイや鍋平防災ヘリポートから山頂に向けて小型無人機を飛ばす実験をされました。
18日には焼岳から7.5Km余り離れた、防災訓練では現地対策本部が設置される村上総合グランドで実験が行われました。
続いて中部大学高等学術研究所国際GISセンターによるドローンの空撮実験が行われ、柏当・村上町内会上空を午前10時から15分余りかけ空撮を行いました。ドローンは半径500m以内の区域をおよそ20分活動できるそうです。
科学の進歩により短時間に災害の現状を調査できるようになりました。火山の麓に住む者として非常に心強いものがあります。