上宝義民を偲ぶ催しが開催されました


 上宝郷土研究会では地域の歴史について学んでいますが、江戸時代に飛騨地域全体で起こった「大原騒動」の中心的な人物となった方々のゆかりの地(お墓参りと懇談会)が開催されました。
 大原騒動とは、明和・安永・天明(1770年~1789年)騒動の総称ですが、安永2年に始まった安永騒動では、無抵抗の農民に対する処罰は磔4人・打ち首獄門7人・死罪2人・流罪14人・追放14人その他叩き払い・押し込み・罰金9,000人以上の悲惨なものでした。
この犠牲者の中に上宝の義民は何人も含まれていました。
 安永3年(1774年)12月5日、安永騒動の責任を問われて、本郷村善九郎(若干18歳)と吉野村喜重郎が処刑されました。
 その命日となる日に、義民のお墓参りと義民を偲ぶ懇談会が開催されました。