砂防学習村巡りバスツアー(第2回)開催

 8月8日第2回目の「砂防学習村巡りバスツアー」を開催しました。
参加者は2家族5名となりました。
 この日も天候は快晴で、午前8時30分に奥飛騨総合文化センターを出発いたしました。
 今回のガイドは、元神通川水系砂防事務所川田所長です。
最初の白谷砂防堰堤群では、鋼製立体格子型の4号砂防堰堤を見ながら、土石流による自然の猛威を見せつけられます。崩壊の激しい現場を見るため上流の第6号砂防堰堤に移動し、アカンダナ火山の崩れやすい地質を見ます。崩壊が激しいため無人化施工で建設されています。
この渓流は、昭和30年代に営林署の治山事業により数基の治山堰堤が作られていましたが、その当時現場で作業されていた方の参加があり、飯場に泊まりながら急な斜面を50Kgのセメントを背負って運んだ事など懐かしく語られました。
 前回大棚での時間が長かったので、コースには無かった福地温泉の化石館を見学しました。化石館には日本最古の化石、3億9千年前の三葉虫の化石が展示されています。
 奥飛騨さぼう塾の立体模型地図では、上高地の梓川が60万年前までは高山市街周辺を流れ富山湾に注がれていいたことや、笠ヶ岳は7千万年前に陥没と隆起を繰り返していたことなどを教わりました。