第3回ジオトレックモニターツアーに参加しました

8月5日に第3回ジオトレックモニターツアーが開催されました。
今回は上宝の中心地である本郷平及びその周辺の地学についての学習会となりました。
 本郷周辺は河岸段丘となっており、本郷面は約10万年前乗鞍岳の噴火による火砕流や泥流が堆積したもので、その後焼岳や白谷山・アカンダナ山等の噴火と河川の浸食により宮原面・中小瀬面・見座面が徐々に作られたようで、現在の形になったのは2千年ほど前のようです。
 岩井戸地区は176万年前の穂高岳の噴火、その地層の上に64万年前の貝塩火山の噴火により成り立っているようです。その後河川の浸食等により急峻な岩山となり、大きな地震により岩山の一部が崩壊し集落の中や高原川に転石として転がっています。
 火砕流堆積物は節理が発達しやすく、岩井戸地域にある貝塩火山の堆積物にはっきりとした節理が見えにくい所もありますが、この亀裂により岩の崩壊が起こり岩穴が出来、播隆上人が修行した「杓子の岩屋」が作られたと語られました。
 岩山の山頂部は地震により崩壊し、夫婦岩等の転石が集落や高原川まで転がってきた物であるとのことでした。