栃尾小学校砂防学習(京都大学穂高砂防観測所)

 3時間目は、京都大学穂高砂防観測所堤准教授他の皆さんによる「降雨と斜面崩壊現象」について、実験を交えてお話しされました。
 グラウンドにある滑り台には土砂が張り付けられ、一番下には砂利が盛られ中段にはガラス容器(雨量計)が取り付けられています。上部から雨に見立てシャワーによる散水が行われ、しばらくすると上段部分に亀裂が生じ、徐々に土砂が滑りかけました。集中豪雨のように水をかけると土砂が流れ出しますが、砂利をおいたところで堆積しました。斜面崩壊には降雨量が大きく関係することや、がけ崩れの前兆となる現象について話されました。
 栃尾小学校には、京都大学により雨量計が設置されており、雨量計の所に行き雨量計の仕組みについて説明され、その数値が小学校内のテレビモニターに映し出される所では、モニターの見方について説明されました。
 子供たちも雨の降ったときは興味深く見てくれることと思われますし、大雨の下校時には必ずこのモニターで安全を確認してくれると思います。